|
1997年から外資系を中心に販売されている保険です。車種や走行距離、加入者の年齢、性別などによって保険料が設定されます。たとえば走行距離の多い車は保険料が高く、エアバッグやABSなどの安全装置を付けた車は割安になるなどです。これは事故を起こす危険度(リスク)に応じて保険料を算出しようと言うものでこのシステムをつかった保険を「リスク細分型」といいます。リスク細分型は内容が同じ保険でも条件によって最大4割程保険料が安くなります。
国内でもリスク細分型を扱う保険会社が増えてきました。どのような項目についてどの割合で割引しているのかは保険会社によって違います。
| (1) 年齢 |
| 高い: 若い |
安い: 中、高年 |
| 特に20歳代の事故件数が多いため、保険料が高く設定されています。また女性の場合は高齢になると保険料が高くなります。ただし年齢による保険料格差は3倍以下になっています。 |
| (2) 性別 |
| 高い: 男性 |
安い: 女性 |
| 女性より男性のほうが事故を起こす割合が高いため性別でも保険料が変わります。 |
| (3) 運転歴 |
| 前契約が無事故で等級が一定以上 |
無事故で上位の等級なら保険料が安くなります。(割引等級は保険会社によります) |
| ゴールドカード所持者 |
免許の色で保険料が変わります。ゴールドカード所持者だと保険料が安くなります。5年間無事故無違反でゴールドカードになります。
|
| (4) 営業用、自家用その他自動車の使用目的 |
| 高い: 業務 、通勤通学 |
安い: 日常、レジャー、週末走行 |
| 業務や通勤では毎日の走行距離、走行時間が長く、交通ラッシュなど危険な時間帯に走行するなどの理由で保険料が高くなります。 |
| (5) 年間走行距離その他自動車の使用状況 |
| 予想年間走行距離が短いほど保険料は安い。長距離を運転することで事故にあう確率が高いということになります。 |
| (6) 地域 |
| 高い地域: 北海道・関東・関西 |
安い地域: 東北・四国・九州 |
| 事故の発生件数にもとづいて地域の保険料が設定されています。都市では事故率が高いため保険料が高くなります。北海道、東北、関東・甲信越、北陸・東海、近畿・中国、四国及び九州の七地域に分けられ保険料率間の格差が1.5倍以下と決められています。 |
| (7) 車両等級(自動車の種別) |
| 高い: スポーツカーその他 |
安い: セダンその他 |
| 車の大きさや速さで保険料が変わります。 |
| (8) 自動車の所有台数 |
| 同じ保険会社で2台以上契約することで保険料が安くなります。 |
| (9) 自動車の安全装置の有無(エアバッグ・ABS・衝突安全ボディなど) |
| 割引対象の安全装置 |
対象となる保険 |
| アンチロックブレーキシステムを装備 |
対人・対物・搭乗者傷害・人身傷害補償保険 |
| 横滑りを防止する制御装置を装備 |
対人・対物・搭乗者傷害・人身傷害補償保険 |
| 運転席にエアバッグを装備 |
搭乗者傷害保険・人身傷害補償保険 |
| 運転席・助手席ともにエアバッグを装備 |
搭乗者傷害・人身傷害補償保険 |
| 衝突安全基準適合の衝突安全ボディを装備 |
搭乗者傷害・人身傷害補償保険 |
| イモビライザーを装備 |
車両保険 |
| 低公害車・低燃費車・低排出ガス車 |
一部を除く全て |
|
■リスク細分型保険のメリットデメリット
各割引をうまく利用することで従来型よりも条件により3、4割ほど保険料を安くすることが出来ます。契約する前に保険をかける車の状態、車の使用目的、自分の運転歴を確認しておきましょう。ただし全ての加入者が割引になるというわけではありません。車の走行地域が事故の多い地域であったり、車を営業目的に使用、運転者が男性、また年齢が若い等、総合的にみると、条件によっては料金が一律である従来型より割増になる場合も考えられます。
リスク細分型保険とは自分に最適な補償を適切な保険料で受けられることが最大の利点です。各保険会社で扱う割引項目、割引条件、割引率には違いがありますので、上手に保険会社を選択することが重要です。また見積もりを確認することを忘れずに自分に最も適している保険を選びましょう。
|